ストーブのメンテナンス

みっち’

2013年01月23日 23:32

2013.1.23




愛用しているストーブを久しぶりにメンテナンスしました。
MSRのウィスパーライトインターナショナル(旧型)です。

先日の雪中キャンプでもフル稼働してもらい、温かい食べ物を作ったり暖をとったり・・・
本当に頼りになるストーブです。





裏側はこんな感じで煤汚れです。

ガスストーブと違って一発点火はできませんので、プレヒートが必要になります。

プレヒートは煤の着かないアルコールで行っていますが、
作業が雑なので多少灯油を燃やしてしまい、このように煤で黒く汚れてしまいます。




簡単な作業ですが、分解していきます。
プライミングカップを手で回します。




プライミングカップとウィックがはずれました。

続いてジェネレーターチューブと五徳レッグなども取り外します。




うろ覚えでやってますので、ちょっと知恵の輪状態で手こずりましたが・・・(汗)
ほぼバラバラになりました。

雑ですが各パーツをクリーニングしました。




ジェットはケロシン(灯油)用なので、Kの文字があります。
出荷状態ではガソリン用が装着されてあり、灯油用に交換しています。




付属の工具を使ってジェットを取り外します。




真ん中のはシェイカーニードルというもので、ジェットの下に収まっています。
使用中にジェットが詰まってしまったら、本体ごと上下にシャカシャカ振ってリーニングできます。




次は燃料パイプ内のクリーニングです。
パイプの端から出ているケーブルを引き抜くのですが、素手では無理・・・




先程ジェットを外すときにも使った工具の出番です。
うまい具合に滑らずに引き抜けます。




出てきたケーブルを燃料パイプに並べました。
ジェネレーター付近に汚れがありますので、一度拭き取ります。

さらにパイプ内を掃除する為にケーブルを再び差し込んで、ズボズボと動かします。
説明書には13cmとありましたが、ジェネレーター付近をしっかりと擦れていれば大丈夫そうです。




燃料パイプ内の汚れを流すのに燃料(灯油)を使います。
ワイヤーを抜いたままで、燃料タンクとポンプを接続してポンピングします。
コックを回すとタラーっと燃料が出てきます。




汚れの具合です。小さな黒い点がパイプ内の汚れです。
私の利用頻度ではこの程度で済むようですね。
燃料パイプ内は、灯油だから酷く汚れるといった印象は全くありません。

バラバラの部品をもとの状態に組み立てて作業終了!

※実際に作業される場合は、説明書の手順に従っていただきますようにお願いします。




こちらはケーブルを拭き取った汚れ具合です。
抜いた時の汚れと擦った後を合わせてこの程度です。




ウィスパーライトインターナショナル(長い!)の特徴としては・・・
点火に時間がかかる、火力調節はあまりできない、ポンピングが必要、扱い方によっては手が煤で黒くなったりも。
なんかマイナス要素はてんこ盛りなんですよ(汗)

良いところは低燃費(灯油の場合)で燃焼音が静か。
それとシンプルで頑丈、現場でもメンテナンスできるところだと思います。

便利さやスピードで選ぶと選択肢に入らないアイテムになるかもしれませんが、

点火に時間がかかる → スマートに点火したら満足♪
火力調整はあまりできない → 小技でカバーする楽しさ♪

キャンプで使う遊び道具と考えたら申し分無いように思えてきます!ポジティブ過ぎ(笑)

発売されて長い年月が経過している機種なので、扱われているブログなども多く、いろいろ勉強させてもらっています。
新型が発売されていますので、このモデルは生産終了となり流通在庫のみのようです。

あ、記事にしてませんがポンプ側もメンテ完了しました(笑)

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