2015年08月19日
夏山登山 大峰・弥山川双門ルート
2015.8.15-16

盆休み最後の二日間は、紀伊半島大峰方面へ登山へ出かけました。
弥山川沿いの「双門ルート」と呼ばれているコースで、弥山か狼平でテント泊する計画です。
※弥山川は全河禁漁です。
同行者は当ブログでは久しぶりの登場となるS君です。
スタート地点の熊渡を9:00過ぎに出発!!
盆休み最後の二日間は、紀伊半島大峰方面へ登山へ出かけました。
弥山川沿いの「双門ルート」と呼ばれているコースで、弥山か狼平でテント泊する計画です。
※弥山川は全河禁漁です。
同行者は当ブログでは久しぶりの登場となるS君です。
スタート地点の熊渡を9:00過ぎに出発!!
白川八丁10:10
堰堤の上になるのか、水は無く伏流している区間のようです。
しばらく歩くと流れが現れました。
ガマ滝 10:23
少し上流に取水堰堤があるので、水量は僅かです。
右岸側に梯子が見えました。
ここからが本格的なスタート地点のようです。
序盤の梯子は苔で滑りやすいので注意が必要でした。
鎖をよじ登って、更に登りましたが、行き過ぎたようです。
素直に鎖が終わった地点を右方向が正解でした。(写真では見下ろしてますので左方向です)
水辺が近くなったので休憩です。 11:05
顔を洗って沢で冷やしたタオルを首に巻いて、再び歩き始めます。
右奥の巨岩帯へ。 11:29
超えられないような場所には、鉄の棒が取り付けられていました。
一の滝(手前)、二の滝(上部)に到着! 11:45
視界が開けて滝が見えてくると、疲れを忘れてしまう程です。
もう一枚撮影。
滝の前でしばし休憩です。
すぐ下流側に吊橋が架かっています。
案内役のS君です。登山の経験が豊富なので頼りになります。
今回もペース配分や安全への配慮など、的確にアドバイスをしてくれました。
吊り橋から下流方向の眺めです。
ここまでは気分良く景色を楽しんだりできましたが、この先は梯子が連続する区間に突入します。
S君撮影
梯子の連続 12:20
それにしても梯子を設置した方の技術には関心させられます。
急な梯子が連続する区間。全部で32箇所(下り4箇所)の梯子があるようです。
ほぼ垂直のものや、写真のように痩せ尾根になっているような場所もあり、足を滑らせると命に関わる場所が多々あります。
更には最大の難所となる鎖場が存在し、眺望は素晴らしいのですが、鎖を掴んで登りながら後ろを見る余裕は皆無でした。
双門の滝 (仙人嵓前のテラス)13:20
日本の滝100選のひとつで、辿り着くには最も難易度が高い言われています。
滝の落差は70m。望遠レンズが欲しくなります(汗)
少し引いてもう一枚。
右側の周囲の断崖絶壁は200m以上ありそうです。
足元も同様に100m以上の崖でしょうから、前方に出過ぎてしまうのも大変危険です。
これ以降は撮影意欲がなくなるほど疲れました。
S君撮影
河原小屋跡らしいけど、何処にあったのやら。
平成23年の台風で流されてしまったそうです。
この付近は川沿いを歩きますが、どうも正規のルートがはっきりしません。崩れた影響もあるんでしょうね。
目印のテープなどを見ながら左岸・右岸行ったり来たりになりました。
S君撮影
オーバーハングの吊梯子を登り中の私を撮影してもらいました。
疲れはピークなので全神経集中でよじ登っています(汗)
ここまでくれば狼平までもう少しです。
S君撮影
17:00 狼平到着。歩き始めから8時間、ようやく到着しました。
出来れば弥山まで行きたかったですが、時間・体力ともそろそろ限界なので、狼平までとしました。
弥山の山小屋でビールと飲み水を購入する予定でしたが断念しました。
弥山川の沢水を煮沸して、翌日の飲み水を作りました。
テント場で出会ったソロハイカーさんとも仲良くなり、一緒にまったり夕食タイム。
なんと、私たちが入手できなかった、お酒まで振舞って頂きました♪
おつまみだけは沢山持参してたので、感謝感謝でした。
更にS君にはウインナーを焼いてもらって、質素なはずの食事も二人のおかげで充実しました。
翌朝は5:30に起床し7:00出発。
帰りはカナビキ尾根ルートで下山です。こちらは危険な箇所も無く安心・快適でした。
11:00前には熊渡に戻りました。
久しぶりの登山で難コースではありましたが、S君のサポートもあり、安全に終えることができました。
中盤以降は時間の余裕の無さと疲労で、写真が満足に撮影できなかったのが心残りです。
もう一度行く機会があれば、もう少し時間にゆとりを持って出かけられたらと思います。
最後に・・・
熊渡りの付近で、大きなゴミ袋が二つ置き去りになっていました。川遊びをされていた方とのものと思われます。
同じアウトドアを楽しむ者として、悲しい気持ちになりました。
Posted by みっち’ at 23:26│Comments(0)
│登山